斜視とは

斜視とは、何かを見ているときに、一方の眼はその目標に向かいながら、もう一方の眼は目標とは異なる方向を向いてしまう状態を指します。視線のずれの方向によって、内斜視、外斜視、上下斜視、回旋斜視などに分類されます。
また、普段は両眼がそろっているように見えても、片眼ずつ調べると視線がずれている「斜位(隠れ斜視)」の場合もあります。

弱視とは

弱視には、「社会的弱視」と「医学的弱視」があります。
社会的弱視とは、通常の教育を受けるのが困難なほどの低視力を指します。
医学的弱視とは、視力の成長期に視力の発達が障害されてしまった状態であり、器質的な疾患がない、あるいはそれだけでは説明できない視覚の異常のことです。

医学的弱視は、原因によって以下のように分類されます
  • 屈折異常弱視
  • 不同視弱視
  • 斜視弱視
  • 視性刺激遮断弱視

眼振について

眼振とは、眼球がけいれんしたように動いたり、揺れたりする状態を指します。高度な視力障害が原因で起こる場合と、眼に異常がない場合とがあります。眼に異常がない場合でも、常に眼が揺れていると視力が出にくくなることがあります。

心因性視覚障害について

心因性視覚障害とは、心理的なストレスが原因で視力が出なくなる状態を指します。
除外診断が重要となります。